日常のお手入れ
永くご愛用いただくために
肌に直接触れる腕時計は、汗や汚れなどがたまりやすくなるため、お手入れが大切です。
お手入れ不足により、以下のようなことが起こる可能性があります。
- 時計の性能低下
- 時計の寿命の短命化
- かぶれなどの皮膚の炎症
快適に永くご愛用いただくためのポイント
- 指が軽く1本入る程度の余裕を持たせて、バンドを装着する。
通気性が良くなり、衛生面でもお勧めです。 - 柔らかい布などで時計をこまめに拭き、常に清潔にする。
お手入れ方法は、バンドの材質や、時計の部位（ケースや回転ベゼル）によって異なります。それぞれにあった方法でお手入れをしてください。
バンドのお手入れ
バンドの材質ごとにお手入れの方法が異なります。
汗や汚れなどを放置すると...
- バンドが腐食したりサビが生じたりします。
- バンドの強度や耐久性が低下する原因となります。
- 衣類の袖口が汚れることがあります。
お手入れ方法
バンドに水分や汗・汚れ・ほこりなどが付着したら...
柔らかい布で、こまめに拭き取ってください。
バンドや美錠の隙間に汚れが付着したら...
石けん水をつけた毛先の柔らかい歯ブラシで汚れを落としてください。
その後、乾いた柔らかい布で水分を拭き取り、しっかり乾燥させてください。
注意
- 金属バンドの駒の接合部に使用しているピンにサビが生じると、ピンが飛び出したり抜けたりして時計を脱落させるおそれがあります。
けがをする可能性もあるため、お手入れをこまめにすることをお勧めします。 - バンドのピンが飛び出してきた場合は、ご使用を中止してください。
けがのおそれがありますので、速やかにお客様相談室にご相談ください。
皮革製のバンドは、金属製より水・汗や直射日光に弱く、摩耗・変形・変色などの経年劣化が生じます。
汚れや水分を放置すると...
- バンドが変色したり、バンドの耐久性が低下したりする原因となります。
- 衣類の袖口が汚れることがあります。
お手入れ方法
バンドに水分や汗が付着したら...
すぐに柔らかい布で、水分を吸い取ってください。
注意
- 皮革を強くこすらないでください。色落ちすることがあります。
- 皮革は水や汗に弱いので、水滴などにご注意ください。
水仕事など水がかかる作業や動作を行う際は、防水性能のある時計であっても時計を外すことをお勧めします。 - 以下は、バンドが変色する原因となるためできるだけ避けてください。
- LEDランプなど強い光や紫外線をバンドに当てる。
- アルコールなどの化学薬品や化粧品などをバンドに付着させる。
シリコンバンドは、他の材質に比べて水に強い反面、激しい温度変化や光に弱いため、長時間太陽光に当たると変色・退色します。
汚れを放置すると...
汚れがひどくなり、皮膚のかぶれや炎症の原因となります。
お手入れ方法
バンドに水分や汗・ほこりが付着したら...
真水で洗ってから、乾いた布で水分を拭き取ってください。
海水が付着したら...
必ず真水でよく洗ってから、乾いた布で水分を拭き取ってください。
バンドに汚れが付着したら...
濡れた布ですぐに拭き取ってください。シリコンは汚れがしみ込むと変色することがあります。
注意
- アルコール等化学薬品を使わないでください。
変色、劣化、破損の原因となります。 - 先の鋭い刃物などで傷つけないでください。
バンドに亀裂が生じると、そこから切れるおそれがあります。 - バンドの弾力性が低下した時は、早めにバンドを交換してください。
ご使用を続けると、ひび割れが生じて、バンドが切れるおそれがあります。
汗や汚れを放置すると...
汚れがひどくなり、においが発生する原因となります。
お手入れ方法
バンドに水分や汗・汚れ・ほこりなどが付着したら...
真水で洗ってから、乾いた布で水分を拭き取ってください。
その後、陰干しでしっかり乾燥させてください。
ケースのお手入れ
汗や汚れを放置すると...
肌に直接触れるため、汗や汚れ・ゴミがたまり、皮膚のトラブルや時計の故障、また衣類を汚すなどの原因となります。
お手入れ方法
水分や汗・汚れ・ほこりが付着したら...
柔らかい布で、こまめに拭き取ってください。
注意
アルコールなどの化学薬品を使わないでください。
変色、劣化、破損の原因となります。
海水が付着したら...
洗面器などにためた真水でよく洗い流してください。その後、乾いた柔らかい布で水分を拭き取り、しっかり乾燥させてください。
注意
- 蛇口から直接ケースに水をかけて洗わないでください。
防水不良の原因となります。
水道水は水圧が高く、ダイバーズウオッチも含め、防水性能以上の負荷がかかります。 - 時計を洗うときは、りゅうずを引き出したり、ボタンを操作したりしないでください。
- アルコールなどの化学薬品を使って洗ったり、化学薬品に浸したりしないでください。
回転ベゼルのお手入れ
汚れを放置すると...
回転ベゼルがある時計は、回転ベゼルの下に汚れなどが溜まりやすいため、機能が損なわれるおそれがあります。
お手入れ方法
ベゼルの下や回転ベゼルとガラス面との間などの隙間に汚れが溜まったら...
柔らかい歯ブラシで、隙間から汚れを取り除いてください。
注意
アルコールなどの化学薬品を使わないでください。
変色、劣化、破損の原因となります。
