(Rev. 1.0 JA)
オーバーホールについて
永くご愛用いただくために
- オリエントスターでは、アフターメンテナンスも、工房にて職人みずからが、修繕から部品交換まで責任を持って行います。
永く愛用してほしいからこその、時計の健康診断をぜひ定期的にお申し付けください。
オーバーホールの手順
- オーバーホールの準備
- ケースオープナーで裏蓋を開けます。
- 分解
- りゅうずを取り、ケースから外されたムーブメントは精度チェックのため、バンドや文字板も取り外されます。
- 精度検査1
- ムーブメントは精度測定装置にかけられ、どのくらい誤差があるか確認します。
- 洗浄1
- ムーブメントのパーツを1個1個外しながら、自動洗浄機で洗浄していきます。
- 洗浄2
- ムーブメントの汚れがひどい部品、サビてしまった部品は1つ1つ確認しながら、はけで丁寧に洗います。
- 洗浄3
- ケースやバンド類は、中性洗剤を使って汚れを落とていきます。
- オイルアップ1
- 洗浄した部品は、再度組み立てられます。
ゴミやホコリが入らないように注意しながら行います。
また歯車の回転を滑らかにするため、オイルアップを行います。
- 洗浄した部品は、再度組み立てられます。
- オイルアップ2
- 組み立てながら、駆動部分にも丁寧にオイルアップを行います。
油量で精度が変わるので、作業は専用器具で行います。
- 組み立てながら、駆動部分にも丁寧にオイルアップを行います。
- 精度検査2
- ムーブメントを再度組み立てた後は、精度測定装置にかけながら、緩急針を調整して精度を確認します。
- 防水検査
- 一定の空気圧をかける防水測定装置を使って、防水性をチェックします。
また、本格的潜水モデルでは実際に水につけ、加圧して水が入らないか試験を行います。
- 一定の空気圧をかける防水測定装置を使って、防水性をチェックします。
- 最終検査
- でき上がった時計は厳しい品質基準に照らし、最終チェックを行います。
オーバーホールの料金は、故障修理の内装修理料金と同じになります。 オーバーホールのご用命は、通常の修理依頼と同手順で「オーバーホール希望」と書き添えてお申し込みください。